全国に張り巡らされた電線網、おかげで戦後のような停電が頻繁に起こることはなくな
った。
しかし、東北大地震の津波のように発電所が損害を受けただけでなく放射能による大気・土壌汚染が深刻な問題となった。
また北海道電力によるブラックアウトが発生したときは全域が停電と成り電気を主とした生活に大きな被害をもたらした。
発電所の大規模化・ネットワークによる無停電システムがちょっと歯車が狂っただけで甚大な結果をもたらしている。
最近では新しい形の小型原子力発電の開発・導入が進められ分散化が図られそうである
が、実用化にはまだまだ時間がかかりそうである。
ここで次のような提案をしたい
1. 日本は周囲を長い海岸線に囲まれているので海水の採取が簡単、さらに里山で伐採した木々を木炭にしてこれらを廃棄される金属との間で反応させ電気を取り出す
2. 全国に空き家が13.5%もあり、とくに地方の場合はもっと多い。これらの空き家を利用してこの発電所にするのである。
いわゆる電気の地産地消である。
主はやはり大手の電力会社に頼らざるを得ないが、地域で発電すれば送電ロスもなく大停電時も最低限の生活が確保される。
3. 木炭は燃焼させてもCO2の排出に算定されないので、燃やして熱源とし、川の冷水を利用してこの温度差でペルチェ発電することができる。
効率が悪いが初期投資が少なくメンテナンスも木炭(廃木材を含む)をくべるだけで高齢者にも活躍してもらえることにつながる。
発電ユニット(ペルチェ素子)
1 自然と人との共生
2 地産地消
3 資源エネルギーの利用
4 過疎対策
5 大災害時の疎開先