飛行機に乗って一番心配するのは、やはり失速しないかということだ。
僕なりに失速する条件を考えてみた。
- 離陸直後迎え角度を大きくとって急上昇した場合
- この途中エンジンの推力が落ちた場合
- バードスットライク(鳥との衝突)の場合
- 機体を大きく旋回して機体が水平より大きく傾いた場合
- 機体に不備があって大きな応力がかかって一部が破損した場合
- 機長はじめ操縦士が酩酊した状態で操縦した場合
など次から次へと不安が横切る。
飛行機に限らずすべての乗り物も出発時と到着時が一番神経を使う時だ。水道管だって直線部より曲管部などの方に注意を要する。
さて、失速状態をいろいろと調べてみると以下のことがわかった。
先ず主翼にかかる揚力分布は下図の通り

「航空力学」白鳥敬著 日本実業出版社より
ただし、迎え角度を大きくすると下図のようになる。

角度が大きすぎると主翼の上面に渦が発生し、層流が渦流となり揚力発生を打ち消す。
また、旋回時主翼の見かけの長さは傾き角度θのため短くなり揚力が小さくなる。

その分翼を長くしてあるが、あまり長いと経済性がない。
一方エンジンの推力が急に落ちた場合も迎え角が大きい(機首が上がりすぎ)場合は速力が落ちるので同じ傾向となる。
鳥との衝突による離陸失敗事故は最近極めて少なくなっているのは防止策がなされているとのこと。
僕が搭乗したときはくれぐれも機体の事前点検は十分にし、酔っ払い操縦せず、機首を必要以上に上げず安全に航行してほしいものだ。