GYホビー

後期高齢者も過ぎた僕の人生でとくに記憶に残った思い出を綴ったものであります

特別展「龍馬没後150年」

京都平成知新館で15日から一般展示が行われる前に、14日内覧会があり参加した。

知人より譲り受けた招待券で入場したが、2時からは開会の式典があり、お決まりの館長や関係者の挨拶、協賛企業へのお礼のことなど長々と行われ、展示室に入場できたのは40分後であった。

内容はほとんどが龍馬がしたためた手紙がほとんどで、乙女姉や姪の春猪、それに新選
組の近藤勇の借用書?などが展示されて興味をそそった。

手紙は私の能力では直接読み取ることができず、内容は入口で頂戴した図絵に書かれた解説書を見ることとし、場内ではもっぱら絵画や刀剣類を観察した。

龍馬については司馬遼太郎やその他の小説はじめ、テレビなどでもおなじみになっているが、このような資料を見ていると時代の変革に携わった息遣いが伝わってくるようであった。

平成知新館前で開幕の式典

入場正面の龍馬像

この入場前腹ごしらえにと近くの蕎麦屋へ立ち寄った。

小さな店でテーブルはなく数人が壁に向かって食べている。

一番奥の空席を見つけて注文したが、隣の中国人がさかんに僕の方をちらちらとみて話を誘うこむ。

壁に貼った写真は何か(昔の芸者)や僕の注文したにしんそばは英語で何というのかといろいろ聞いてきた。

ややこしいので逆に当方は福州に仕事に頻繁に行っていたことを話したりし、また彼は上海に住んでいて海運業(コンテナの輸送業)をしていることを聞き出した。

いろいろと興味を持ち積極的な中国人との印象だった。

彼が出て行ったあと白人の夫婦が隣に座ったので、先ほどの勢いでこちらから話出していろいろと聞いてみた。彼らはポーランド人で旦那はバイオリン、奥さんはチェンバロ演奏家で、京都には4日間その後すぐに東京へ行って5日間、日本では合計3週間滞在すると言っていた。

3週間も滞在できるなんてすてきなことと思う。

立派な京都国立博物館に比べて小さな、薄汚れた蕎麦屋であったが、京都らしく外人観光客が次々と食を求めて入ってくるもんだと感心した次第である。